大関霧島(27=陸奥)が今年春場所以来4場所ぶり2度目の優勝を飾った。3敗の熱海富士が琴ノ若に敗れ4敗となり、結びの大関貴景勝戦を待たずして大関昇進後初めての優勝が決まった。貴景勝も突き落としで破り13勝2敗となった。来年の初場所(1月14日初日、東京・両国国技館)で綱とりがかかる。

表彰式では八角理事長から賜杯を渡された。日仏友好杯の副賞で恒例の巨大な金色のマカロンも受け取った。土俵下での優勝インタビューでは「霧島、素晴らしい名前、(師匠の陸奥)親方にいただいて、いろいろな人から(親方の出身地の)九州場所で頑張れといわれ、良かったと思います」とホッとした表情を見せた。綱とりとなる来場所について「しっかり稽古して頑張ります」と意気込んだ。

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