大相撲初場所(来年1月14日初日・両国国技館)で初の綱とりに挑む大関霧島(27=陸奥)が、ワンチャンスをものにして横綱昇進をつかむ決意を示した。25日、東京・両国国技館で番付発表会見に臨み、「(横綱は)入った時からの目標だった。最初のチャンスなので一発でつかまえたい」と意気込んだ。

11月の九州場所は7日目から無傷の9連勝で、幕内最年少の新鋭熱海富士との優勝争いを制した。モンゴル勢100度目の優勝加え、初の年間最多勝(62勝)にも輝いた。春場所で初優勝、夏場所後には大関昇進、そして年納めの九州場所で2度目の賜杯。実り多き1年を笑顔で締めくくった。

場所後の冬巡業は早々に体調を崩し、今もなお、その影響が続く。巡業当初は144、5キロほどあった体重も、食欲がなくなって141キロまで落ちた。「体も稽古もまだまだ足りない」と、場所に向けて本格的に調整を上げていく。【平山連】

【初場所新番付】高安1年ぶりの三役、入幕は大量5人、碧山1場所で復帰/幕内十両昇降表