[ 2014年7月18日9時18分

 紙面から ]W杯優勝を祝うイベントに出席し、肩を組んで踊るドイツ代表の選手ら(AP)

 W杯ブラジル大会で優勝したドイツ代表が、ベルリンで行った優勝報告イベントで人種差別行為を行ったと、物議をかもしている。MFゲッツェ、FWクローゼら6選手が、腰を落とした体勢から「ガウチョ(南米のカウボーイ)はこうやって歩いた」と歌い、次に胸を張りながら「ドイツはこうやって歩いた」と歌って登場した。独フランクフルター・アルゲマイン紙は「大きすぎるオウンゴール」、tz紙は「敬意に欠ける」と報じた。独ビルト紙は「不合理な議論。サッカー界では日常的に行われている喜びのパフォーマンス」と擁護している。アルゼンチン地元紙は「不愉快なナチスだ」と報じており、ドイツサッカー連盟のニースルバッハ会長は「悪くとられたなら申し訳ない」と謝罪。9月3日(デュッセルドルフ)に予定されている両国の親善試合で解決する見通しを明かした。