AKB48の47都道府県代表で結成されたチーム8が20日、秋田市内でパラスポーツのボッチャ普及イベント「ボッチャキャラバン」に参加した。地元秋田出身の谷川聖(16)をはじめ、太田奈緒(23=京都)吉川七瀬(19=千葉)が出席した。

 3人は、リオデジャネイロ・パラ五輪団体銀メダルの広瀬隆喜、藤井金太朗とともに、同市の港北小学校で、生徒99人を前に公開学習に参加した。谷川は広瀬にボールの投げ方や狙い方を教わりながらプレーし、生徒たちと一喜一憂。「今日でボッチャをするのは何度目かですけど、もう私より上手な子もいた。また機会があればやってほしい。あと、これでチーム8のことも知ってもらえれば」と競技とチームをPRした。広瀬も「ボッチャは障がい者かどうか関係なくできるスポーツ。お父さん、お母さんにも伝えてもらっって、ボッチャの輪が広がってほしい」と願いを口にした。

 2チームに別れて競技を行うボッチャは、投げた持ち球が的球により近いチームに得点が入る、カーリングのような競技。日本は16年リオデジャネイロ・パラ五輪の団体で銀メダルを獲得し、20年東京大会では金メダルを狙う。

 チーム8は、各界の著名人が参加するパラスポーツ応援プロジェクト「チームビヨンド」に参加しており、特にボッチャのPRを精力的に行っている。キャラバンに参加後、同市で行われたBリーグ・秋田ノーザンハピネッツ-山形ワイヴァンズの試合前にもボッチャ体験コーナーにも参加。「ヘビーローテーション」を歌い、ブースター(バスケットボールファン)から声援を浴びていた。