AKB48チーム8滋賀県代表の濱咲友菜(はま・さゆな=19)が11日、東京・亀有リリオホールで、舞台「ぼくらの七日間戦争」の初日公演前ゲネプロに出席した。88年公開の映画版で宮沢りえ(47)が演じた、中山ひとみ役に挑戦する。

ゲネプロ前、馬場良馬(35)酒井敏也(61)とともに登場した。「今回の舞台は、中学生が大人と戦うぞ、みたいな作品になっているんですけど、笑いもあり、笑いの中にも、大人になったからこそ考えさせられるようなことも、ふいに出てきたりします」と説明。「作品を通して、最初から最後まで、胸に刺さるせりふや、考えさせられるせりふも出てきます。これを見て、最高の夏をすごしてください」とアピールした。

また、書面でもコメントを発表。「語り継がれてきた物語、そして宮沢りえさんの役として印象が強い役を務めるにあたり、私自身まだ舞台経験が浅く、今も驚きと不安でいっぱいではありますが、周りの方々のサポートもいただきながらみんなで一緒により良いものをお届けできるようにしていきたいです。そして何より演技することが好きなので、自分を信じて頑張りたいと思います!」と意気込んだ。

また、酒井は「この舞台は、若者のエネルギーがあふれている作品。最年長の私も、エネルギーを振り絞って、挑んでいこうと思います」と宣言した。馬場は「1985年を舞台に、中学生が教師たちにもの申す作品です。当時の中学生の生きるエネルギーを表現できるよう、稽古でがむしゃらやってきたので、お客さまに届けられればいいなと思います」とコメント。「わたくしごとではありますが、35歳で、15歳の役をやるということで、気持ちをフレッシュに頑張っていきたいと思います」と誓った。

同作は85年に宗田理氏が発表した同名小説が原作。当時の中高生を中心に熱狂的なブームを生み、累計発行部数2000万部を突破したベストセラー。88年に実写映画化、昨年冬にはアニメ化された。今回が初の舞台化。大人による管理教育に反抗した主人公たちが廃工場に立てこもり、爽快な逆転劇を繰り広げるストーリーだ。劇団4ドル50セント國森桜(21)やでんぱ組.incの鹿目凛らも出演する。