AKB48横山由依(28)が、劇作家根本宗子氏(31)が作・演出・出演の最新作、ブランニューオペレッタ「Cape jasmine(ケープ・ジャスミン)」(10月6~7日、東京・日本青年館ホール)に主演することが決まり、このほど取材に応じた。

新進気鋭の劇作家として注目される根本氏にとって1年10カ月ぶりとなる有観客の舞台は、新たな形の喜歌劇。演出家不在となった新作ミュージカルを、記者会見スタイルで楽曲だけ披露することになった女優たちの物語だ。音楽はチャラン・ポ・ランタンの小春が担当。コロナ禍もあり、稽古期間もできる限り短くし、あえて2日間3公演に限定するという新たな試みに挑戦する。

08年頃からAKBファンという根本氏が今回主演として白羽の矢を立てたのが、グループ総監督の経験もある横山だった。根本氏は起用について「今回はバンドも全員女性で、横山さんは女性グループをずっと引っ張ってこられた方。横山さんが感じてきたことをうまく乗せられる作品を私がご提案できたらいいなと思っていました。そして何より、女性らしく品があるのに、芯もある声が好きなんです」と説明する。

最近は舞台出演が続く横山にとっても、演劇歌唱は今回が初めてとなる。「歌がすごく好き。お芝居と歌が共存する世界こそ、自分がやりたいことが一番詰まっていると思っていたタイミングで今回の話をいただいて、タイミングもぴったりでした。新しいものを世に出していく中にいられるのはすごくうれしいですし、全力でぶつかっていきたいと思います」と意気込んでいる。

ほか私立恵比寿中学の中山莉子、ニッチェ江上敬子、あっこゴリラ、チャラン・ポ・ランタンもも、rikoが出演。