NMB48は27日、ロームシアター京都で、シングル選抜をファン投票で決める“NMB48選抜総選挙”の開票イベントを行い、テレビのレギュラー7本を持ち、圧倒的な知名度を誇る渋谷凪咲(25)は、5位で選抜入り(14位内)した。

5位と記した花束を受け取り「しっかり5位の香りがします」。感極まった表情ながら、芸人と対等に渡り合う渋谷らしく、軽くボケてスピーチを始めた。

中間発表では最初が18位、2回目は6位まで上昇し、5位でフィニッシュ。ただ、AKB48グループ全体の選抜総選挙も経験しているが、当時から、投票の呼びかけを「ファンに申し訳ない」と言い、苦手と公言してきた。

「今回も、自分から頑張りますとは言えなかった。でも、ファンの皆さんが『なぎちゃん、いつものままで。僕たちに任せて』と言ってくれて…うれしかった…ありがとうございます」

涙ながらに、ファンへ感謝の思いを伝えた。

「この5位、大好きな順位です。5位で、めちゃめちゃ輝いてみせます。ワクワクどきどきさせて、皆さんを楽しく笑顔にさせますので、(自身のパフォーマンスを)内祝いと思って受け取ってください」

しんみりした空気が、この「内祝い」で、一変。ざわつく中、陣内智則(48)とともに進行していたOGで先輩の三田麻央が「なぎちゃんは裏できっちり、NMB48のこと考えて、悩んで…」とフォロー。しかし、これに渋谷は「でも、大丈夫。レギュラー7本持ってますから」と返し、会場をわかせた。

陣内も「なぎちゃんを嫌いな芸人、1人もいないです。ほんとにNMB48(を世間に知らせようと)のため、ばかなことやってくれてますから」とエールを送っていた。