NMB48が27日、グランキューブ大阪で、結成12周年コンサート「NMB48 12th Anniversary LIVE」の公演初日を迎えた。

カラフルなライトを浴びて、新衣装で登場。最新シングル「好きだ虫」でセンターを務める川上千尋(23)が「一緒にぶち上がっていきましょう!」と叫び、勢いよくスタートを切った。

この日の目玉企画の1つは「新公演企画プレゼンコーナー」。これまでチームごとに行ってきた劇場公演で、チームの垣根を越えて行う新企画を提案するというもの。ファンも投票することができ、その結果を受けて今秋実現する。

企画は、学生風をテーマにした「なんばSCHOOL」、歌に力を入れる「なんばSING」、お笑い要素を含んだ「なんばCOMEDY」の3つ。それぞれテーマに沿う楽曲2曲ずつ披露してアピールし「なんばCOMEDY」では、ホストに扮(ふん)した渋谷凪咲(26)が大喜利を披露するなどして、会場を沸かせた。

アンコールでは、渋谷が「ふと自分が変わったと思うことがある」と切り出し、NMB48として活動してきた10年を振り返った。

「昔は緊張して震えてたけど、今は緊張しなくなった。それは、皆さんが一番の味方でいてくれて包み込んでくれるから。皆さんの前では何でもさらけ出せる。(コーナーのホスト役も)恥ずかしかったけど皆さんの前だからできた」とファンに感謝を伝えた。

キャプテンを務める小嶋花梨(23)は「4日間5公演あってまだ始まったばかり。メンバーのみんな、まだまだいけるよね」とメンバーを鼓舞し「明日あさって、しあさってと最高のステージを作っていきます」と力強く話した。

同コンサートは、大阪公演の後、東京公演(10月15日、日比谷野外音楽堂)も開催される。【竹本穂乃加】