AKB48本田仁美(21)が30日、YouTubeなどで配信を行い、グループ卒業を発表した。

卒業時期は未定も、シングルは「アイドルなんかじゃなかったら」(9月27日発売)での活動が最後となる。

本田はこの日、X(旧ツイッター)などSNSで「私から皆さまに大切なご報告があります。皆さんお待ちしております よろしくお願いいたします」と何らかの発表があることを“予告”していた。

本田は配信内で「私、本田仁美はAKB48を卒業します」と報告。「AKB48チーム8栃木県代表として12歳で加入し、約10年間活動させていただきました。チーム8のメンバーとして、IZ*ONEのメンバーとして、そしてAKB48の選抜メンバーとして、グループのセンターも2度も務めさせていただき、貴重な経験と共に、私を日々大きく成長させてくれました。その全てが私の礎となり、これからの私を明るく照らしてくれることを確信しています」と話した。

また「ここまで大きく育ててくださった秋元先生をはじめ、いつも応援してくださるファンのみなさま、スタッフのみなさん、メンバーのみんな、そしていつもお仕事などでご尽力くださった全てのみなさまのおかげで、私は本当に幸せでかけがえのない日々を過ごすことができました。10年間未熟な私を、どんなときも支えてくださり本当にありがとうございました」と感謝。「そんなありがたく恵まれた環境から離れることになりますが、みなさまからいただいたたくさんの愛を忘れることなく、これからも様々なことにチャレンジし、自分の可能性を確かめていきたいです」と今後についても語った。

「残りの時間1分1秒、1日1日を大切にし、AKB48のために全力で頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

本田は14年4月、全国47都道府県の代表からなるAKB48チーム8の栃木県代表として加入し、デビュー。18年に日韓共同プロジェクト「PRODUCE48」で第9位となり、21年4月までは、IZ*ONEの一員として世界的に活躍した。

AKB48に復帰後は、昨年5月発売のシングル「元カレです」で初センターを、今年4月発売のシングル「どうしても君が好きだ」でもセンターを務めるなど、グループの中心メンバーとして活躍してきた。

AKB48は、本田も所属したチーム8が4月末に活動を休止。グループ創設時からの「チーム制」も休止され、今年に入って卒業や卒業発表は本田で29人目となった。グループにとっても、また1つの大きな転換期を迎えている。

◆本田仁美(ほんだ・ひとみ)2001年(平13)10月6日、栃木県生まれ。愛称「ひぃちゃん」。14年にAKB48チーム8の栃木県代表として加入。18年の選抜総選挙で82位にランクイン。同年、日韓共同プロジェクト「PRODUCE48」で第9位となり、21年4月までIZ*ONEの一員として活躍。昨年5月発売のシングル「元カレです」で初センター。昨年7月、日本テレビ系「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~」でテレビドラマ初出演。同10月、テレビ東京「北欧こじらせ日記」でテレビドラマ初主演。現在、日本テレビ系「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(土曜午後10時)に出演中。