「AKB48 春コンサート2026『私たちだけじゃだめですか?』Part3:Beyond」が5日、東京・代々木第一体育館で行われた。
3日から4公演を開催した春コンサートの千秋楽で、2年前の春コンサートで19期生がお披露目した際に披露した「ギンガムチェック」で幕開け。センターは19期生で、グループのセンターに成長した伊藤百花(22)が務め、豪快な“帽子投げ”を見せた。倉野尾成美(25)は「『Beyond』は『この先へ超えていく』という意味。AKB48の歴史はたくさんありますが、私たちの時代をこれから築いていきます」と宣言した。
この公演では、マレーシア・クアラルンプールを拠点に活動するKLP48から復帰した行天優莉奈(27)黒須遥香(25)山根涼羽(25)が出演。「唇 触れず…」で復帰後初ステージに立ち、行天が「みなさん、ただいま!」と叫ぶと、大きな歓声が上がった。
その後も最新シングル「名残り桜」や、「恋、詰んじゃった」「GIVE ME FIVE!」など全33曲をパフォーマンス。約2時間半、ファンを熱狂佐瀬続けた。
アンコール前には、3日に卒業公演を行った向井地美音(28)が、客席からアンコールをあおり、ファンを盛り上げた。
アンコールでは22期生オーディションの開催を発表。ウェブやLINEでの申し込みに加え、TikTokでの応募も実施するとし、倉野尾は「この熱量を一緒に盛り上げてくれるような存在に出会えることを待っています」と呼びかけた。
AKB48の現在地と、その先を示すライブとなった。小栗有以(24)は「こうして代々木に帰ってこられたのは9年ぶり。ずっと応援し続けてくれるファンの皆さん、最近好きになってくれたファンの皆さん、ここまで頑張ってきたメンバー、愛を持って支え続けてくださったスタッフの皆さんのおかげで帰ってこられました」と話し、「今の時代、アイドルはたくさんいます。昔と違って環境も状況も違います。努力のしかたも違います。でも私は、またAKB48がアイドルの主役になれると信じています。周りの状況を見られてこそ、やっと主役になれる。私たちがまた思い描いているところに行けるように、一丸となって今できる努力をして、進んでいきます」と誓った。
倉野尾は「挑戦的なタイトルでスタートして、賛否両論あったと思います。20周年の武道館のステージでたくさんの先輩方がすてきな背中を見せてくださって、2日前には(向井地)美音さんの卒業コンサートがあって、21年目はどうやって私たちの力だけで挑めばいいのか、という不安もあったけど、皆さんが力になってくださいました」と感謝した。
「武道館でたくさん悔しい気持ちを味わったけど、この悔しい気持ちはネガティブなことじゃなくて、この先を信じているからこそ生まれる悔しさ。まだまだ成長できると信じているので、これからもみんなで一緒に進んでいきます」と語った。
最後は「私たちだけじゃだめですか?」と問いかけ、ファンからこの日最大の声量で「そんなことないよ!」と言葉を受け、笑顔で締めくくった。【野見山拓樹】

