SKE48は13日、愛知・日本ガイシホールでのコンサート初日で、各チームのメンバーを入れ替える「組閣」をサプライズ発表した。

 グループ全体の新キャプテンで、チームSのリーダーに任命されたのは中西優香。SKE結成時に、AKBから移籍させられた、グループ一の豊富な経験の持ち主で「私は元来引っ張るタイプじゃなくて、みんなに助けてもらうことになると思うけど、一緒に頑張ってください」とあいさつした。新チームSには、そのままの松井珠理奈や木崎ゆりあ、Eからの斉藤真木子、K2からの向田茉夏や矢方美紀らが入った。

 チームK2のリーダーは、今まで通りの高柳明音。新チームK2には、そのままの古川愛李らと、AKBと兼任する北原里英、Sから移る須田亜香里らで編成された。

 チームEは、チームSから異動するSKE2枚エースの1人、松井玲奈が新リーダーに任命された。発表の瞬間は「ムリムリムリ」と胸を押さえて動揺した松井玲だったが、すぐに落ち着くと、泣き崩れたり、動揺するほかのメンバーたちを慰めたり、抱き締めたりと、早くもリーダーらしい行動で、仲間たちを落ち着かせていた。もとからの木本花音、前リーダー梅本まどからに加えて、Sの木下有希子、鬼頭桃菜や菅なな子。ほかにも、この発表で、正規メンバー昇格となった研究生が5人も入るなど、若手メンバー中心の新チームEとなった。松井玲は「新メンバーを見渡して、新しいチームEを、48グループで一番温かいチームにしようと決心しました」と、前向きに宣言した。

 また、3月31日の第5回AKB48選抜総選挙の立候補受付初日に、約290人の48グループ全メンバーの中で、いの一番に立候補届を提出し、話題をさらっていた研究生の松村香織は、前代未聞の「SKE48終身名誉研究生」という、新しい称号を得た。驚いて、どよめく観客に向かった松村は「昇格を目標に3年半やってきたんですけど、今回、終身名誉研究生という、とんでもない肩書をいただけるお話があったので(決めました)。私の場合は、昇格することが、応援してきてくれた皆さんへの恩返しではないのではないかとも思い、(代わりに)私にしかできないドラマを作っていきたいと思います。私は想定外の人間でありたいと思っていますので、一緒にドラマを作っていってくれませんかぁー?」と、呼び掛けて、大声援を浴びていた。