乃木坂46、4期生の林瑠奈です。


「人は見かけによらない」



よく聞く言葉ですし、幼い頃から

刷り込まれてきた教訓だと思います。



これって

「外見だけで人は判断できないよ、

意外な内面だってあるよ」

というような意味ですよね。



だから、外見だけで人は判断できないけど、

外見と内面の全てが

相反しているかといったら

そうではないわけです。



実際に外見だけで想像していた通りの

内面だったりもするから。



でも、私たちがこの言葉を教訓にするのは、

相手の外見に左右され過ぎて

本当の内面を

見落とさないようにするためです。



つまり、外見から受ける印象を

ある程度自分でセーブをかけて、

影響されすぎないこと。



そうすることで、

この人はどんな価値観なんだろう?

自分と合わなさそうだけど

本当はどうだろうか?



と、相手の持つ内面を探そうとする

余裕が生まれるわけです。



今お話ししたのは

相手の外見から受ける印象のこと。



しかし、これが自分目線で考えると、

自分の外見に影響されないって

ほぼ不可能というか、

むしろ意図的に影響されるような外見に

合わせて行ってたりするんですよ。



わかりやすい部分で言うと

髪の毛なんかもそうですよね。



実際今の私は髪を切って

だいぶ短くなりましたけど、

心持ちというか何かの意識が

変わっているのを自分でも感じます。



一言で言うと強くなった感覚、みたいな



これは私のイメージですが、

髪の短い女性って凜とした雰囲気や

地に足をつけて立っている印象を

受けるんです。



またこの印象も人によって

違ってくると思うんですけど、

あくまでも私は

そんなイメージを持ってました。



だから「強くなりたい!」と思って

髪を切ったわけではなくても、

自分の気の弱さが打ち消されて(気がして)、



“凜としていたい”なのか

“凜としていよう”なのかわからないけど、

確かに自分の中で変化があったんです。



私の場合は偶然として

(私の仮説を踏まえれば

必然的だったかもしれないけど)、

この現象が起こったわけですが、



先ほども言ったように、

意図的に影響されるような外見に

合わせるタイプの人もいると思います。



それこそ、気の弱さを紛らわせるために

自分が“強い”というイメージを持つ、

髪の短い女性になってみるとか、



好きな男の子に甘えるために

自分が“女の子らしさ”という

イメージを持つ、

髪をゆるく巻いている女性になってみる。



そういう風に、

本来こうありたいという自分の理想像を

外見から今の自分に重ねていく、



形から入るというやつです。



自分の外見を認識する機会は

圧倒的に他者の方が多いと思いますが、



街角のガラス窓にトイレの鏡だけじゃなく、

電車に乗っていても

地下鉄やトンネルに入れば

窓に自分は映ります。



それに

自分の外見を認識できる場所を見つけると、

無意識的に視線が

向かってしまうと思うんですよ。



自意識過剰とかではなくてね。



だから、自分の外見から受ける印象って

やっぱり大きいなと。



まずは形から入るというのは、

狡くもカッコ悪くもないです。



自分にとってポジティブな気持ちになれる

スタイルを見つけられたら、

不意打ちで自分を認識しても

げんなりすることってないんじゃないかな。



皆さんは自分の理想への一歩として

外見を合わせたりしていますか?



是非教えてください。



あと、こんだけ長く書きましたけど

本当に人は見かけによらぬものです。



相手の内面を見つけられるひとで

ありたいですね。



(ニッカンスポーツ・コム「乃木坂46林瑠奈 負けるな!しょげるな!乗り遅れるな!」)