日向坂46の東村芽依(21)が、今月19日発売の新曲「ソンナコトナイヨ」でポジション最前列のフロントメンバーを務めます。フォーメーション発表時の心境や、同期の加藤史帆(22)らメンバーとのエピソードを明かします。

フォーメーション発表では、椅子に座ったメンバーたちが1人ずつ、3列目から呼ばれていったという。

日向坂46の「ヒ」のポーズをする東村芽依(撮影・柴田隆二)
日向坂46の「ヒ」のポーズをする東村芽依(撮影・柴田隆二)

「いつものように、座って待っていました。今回は事前にみんなで『発表の時も明るくいこうよ』みたいな感じで言っていたんですけど、私は2列目でも呼ばれなくて、『あれ、忘れられてる? どうしよう、何で?』って。1列目のわけないと思っていましたけど、まさかこれって1列目なのかなと思い始めて、涙が出てきて。呼ばれてから涙が止まらなかったです」

さまざまな感情が入り交じった涙だった。

「うれしい気持ちもありましたけど、大きな不安もありました。もともと、前に行くタイプではないというか…。初めての1列目で、全く予想していなかったので、自分がいて大丈夫かな、っていう。30分くらい泣いていました」

それでも、すぐにメンバーから声を掛けられ、気持ちが上向いたという。

「史帆が隣のポジションで。『隣だ、うれしい!』って言ってくれて。すごくうれしかったです。みんなも『おめでとう』とか『頑張って』とか声を掛けてくれて。頑張らないとな、って思いました」

フロントとして初めて臨んだミュージックビデオ撮影でも、メンバーに助けられた。

「前に誰もいなくてどうしよう、ってなりました。2列目や3列目だと、カメラに自分が映っているのか分からないこともあるんですけど、1列目は目の前にカメラが来たりするので。隣の史帆はいつもフロントなので、たくさん声を掛けてくれて、すごく励ましてくれました。全然上からとかじゃなくて、普通に会話をしてくれるんです」

センターの小坂菜緒(17)や、同じく初フロントの金村美玖(17)ら後輩とも、撮影中にご飯を一緒に食べるなどコミュニケーションをとったという。「まだ不安はありますけど、みんなのおかげでワイワイ撮影できたので、助けられました」と笑った。【横山慧】

日向坂46の新曲「ソンナコトナイヨ」のポーズをする東村芽依(撮影・柴田隆二)
日向坂46の新曲「ソンナコトナイヨ」のポーズをする東村芽依(撮影・柴田隆二)

◆東村芽依(ひがしむら・めい)1998年(平10)8月23日、奈良県生まれ。16年5月、日向坂46改名前のけやき坂46(ひらがなけやき)に加入。愛称「めいめい」「やんちゃるめいちゃん」。153センチ。血液型O。

(2月4日付紙面に掲載したものです)