乃木坂46松村沙友理(28)の卒業コンサートが今日22日から2日間、横浜アリーナで開催される。関西弁の軽妙なトークと知性を感じさせるワードセンスで、グループを盛り上げてきた立役者だ。「坂道の火曜日」では松村の“名言集”を掲載。卒業を直前に控えた思いを聞いた。

「りんごポーズ」を笑顔で決める乃木坂46の松村沙友理(撮影・たえ見朱実)
「りんごポーズ」を笑顔で決める乃木坂46の松村沙友理(撮影・たえ見朱実)

明るいキャラクターと積極性で、テレビ東京系冠番組「乃木坂って、どこ?」や「乃木坂工事中」を中心に“爪痕”を残し続けた。「『寝る時に正座しないと眠れない』のは本当なのに、今でもたまにウソだと言われるんですよ~。卒業したら、あおむけで寝てみようかな」と笑った。

「妥協じゃないです、方向転換です」はスタジオの爆笑を誘い、後年も司会のバナナマン設楽統(48)から「松村の秀逸な返し。すばらしかった」と絶賛された。成人式や会見など報道陣の前でも積極的にキャッチーなコメントを残した。

「わかりやすい言葉を言いたいなっていうのは意識していました。やっぱり、センターやキャプテンの子の言葉が記事に使われることが多いじゃないですか。私はどちらでもなかったからこそ、ニュースになる時に自分の言葉が使われて、読む人の印象に残りたいって思いが強かったです」

1期生として、後輩たちに向けて「その子その子の個性を大事にしてほしい。特に4期ちゃんは伸び伸びとやってくれていると思うのでうれしいし、頼もしいですね」と伝えた。特に印象的なのは田村真佑(22)だという。「田村ちゃんは、まいちゅん(新内眞衣)に似ていて、誰とでもしゃべれるタイプ。すごくグループにとって重要な存在だと思う。これからも楽しみです」と期待を寄せた。

ユニット「さゆりんご軍団」など、松村発信で実現した活動も多い。「後輩の子たちも、どんどん『これがやりたい』って積極的に言ってほしい」と願った。

「今回のライブも、本当にやりたいことを全て詰め込みました。たくさんお願いしたので、スタッフさんは面倒くさかったと思う(笑い)。個人的にも、ファンの皆さんも完全燃焼できるような内容になっていると思います!」

多くの“名言”でグループを盛り上げた功労者が、ラストライブで何を話すのか注目だ。【取材・構成=横山慧】

思い出の写真を前に10年間を振り返った乃木坂46の松村沙友理(撮影・たえ見朱実)
思い出の写真を前に10年間を振り返った乃木坂46の松村沙友理(撮影・たえ見朱実)

◆松村沙友理(まつむら・さゆり)1992年(平4)8月27日、大阪府生まれ。大阪桐蔭高卒後、浪人中に1期生として加入。愛称「さゆりん」「さゆりんご」「まっちゅん」など。ファッション誌「CanCam」専属モデル。164センチ。血液型B。

◆乃木坂松村沙友理の主な名言◆

(番組名などないものは全てテレビ東京系「乃木坂って、どこ?」「乃木坂工事中」での発言)

・11年11月 演技挑戦企画で

「なんでなんよ~。オタクの何が悪いんよ~」

・12年5月

「実は私、寝る時に正座しないと眠れないんですよ」

・12年10月 大縄飛び挑戦企画で

「妥協じゃないです。方向転換です!」

・13年1月 成人式で報道陣から20歳の抱負を聞かれ

「目指すは壇蜜さん」

・13年7月 フジテレビ系「うまズキッ!」で白石麻衣について

「うまいやんですね」

・15年4月 日本テレビ系「NOGIBINGO!4」でアメリカンドッグの食べ方を指導

「ダメダメ。ダメリカンドッグ」

・17年10月 タイのロケに行きたくて

「お尻半分くらいなら出します!」

・18年6月 罰ゲームでカエルを持つ前に

「お金で解決したい」

・18年8月 日村勇紀にプレゼントした自らの髪の毛を返却され涙

「やだ~。絶対日村さん、まちゅのコト忘れるじゃないですか」

・19年5月 大縄飛び挑戦企画で

「1回…跳べない子抜きでやったらいいんじゃないかと」

・19年9月 注文したタッカンマリが時間通りに届かず

「タッカンマリが来ない~」

・20年9月 日村がガリとサーモンを間違えた話を暴露

「わー!サーモンだー!」

・20年10月 白石卒業コンサートで手紙を読み上げて

「全部全部、大好きだよ」

・21年6月 齋藤飛鳥の「SHOWROOM」配信に乱入し、勝手に「ヤッホー選手権」を開催し絶叫

「ヤッホーーー!!」