乃木坂46田村真佑(23)が、「たぶんこれ銀河鉄道の夜」(来年3月17日初日、東京・紀伊國屋サザンシアターなど)で舞台単独初出演を果たし、高いコミュニケーション能力を生かして“デスゲーム”に挑戦する。選抜に定着し2作連続の「福神」にも入った。新曲「ここにはないもの」(12月7日発売)の魅力も明かした。【横山慧】

笑顔でポーズを決める乃木坂46の田村真佑(撮影・柴田隆二)
笑顔でポーズを決める乃木坂46の田村真佑(撮影・柴田隆二)

舞台出演は19年のミュージカル「美少女戦士セーラームーン」以来2作目。前回は乃木坂46のメンバーたちと一緒だったが、今回は1人で舞台の世界に飛び込む。出演を受けて「もちろんうれしい気持ちはあったんですけど、それ以上に不安や緊張のほうが大きかったです」と打ち明けた。

劇中で演じるレナは、地方に住む美容師。主演の久保田紗友(22)演じる主人公のナオと同じ職場で働いており、客からも周りからかわいがられる役どころだ。あるきっかけで銀河鉄道に乗ることになり、座席を巡っての“デスゲーム”がスタートする。宮沢賢治の名作をモチーフにしたファンタジーコメディーだ。

「私も割と、周りと分け隔てなく話すタイプかもしれません」と役との共通点を分析しつつ、「もともとデスゲームの作品がめちゃめちゃ好きなんです」と胸を躍らせた。親の影響もあり「ファイナル・デスティネーション」シリーズや「エスケープ・ルーム」などのホラー映画が大好き。「乃木坂メンバーはなかなか一緒に見てくれないので寂しいんですよ」と笑った。

「まさか自分がデスゲームに出られるとは思わなかったので、うれしいです。最近は同期もドラマや舞台にたくさん出ているのを見ていたので、次は自分が頑張らなきゃって思います」

グループでは昨年1月発売のシングル「僕は僕を好きになる」から6作連続で選抜メンバーとして活躍中。前から2列目ポジションまでの「福神」も2作連続で務め、存在感を増している。「選抜に選んでいただけることは毎回うれしいです。そのたびに新鮮な気持ちです。毎回シングルの期間が終わった時に反省点があるので」と力を込めた。

今回の「ここにはないもの」は卒業を発表したエース齋藤飛鳥(24)のラストシングル。「飛鳥さんをすごくイメージできる曲です。卒業された後も、飛鳥さんのぬくもりを感じ続けられるような曲だと思います」と説明。「真ん中の飛鳥さんを囲んで、みんなで羽根のようなものを作っているところが大好きです。旅立つ飛鳥さんが羽根を広げる感じがして、きれいなんですよ」と熱弁した。

「飛鳥さんは一見クールなイメージがあるんですけど、すごくグループとか後輩のこととかも見てくれている先輩です。私が落ち込んでいた時にも、いち早く『あなたにはあなたの魅力があるから』って連絡をくださって…。飛鳥さんのソロダンス、ぜひ皆さんに見てほしいです!」

メンバーにも支えられながら、着実に坂を上っている。「今年は初めて『福神』にも入れて、自分の中でもステップアップできたと思うので、勢いを止めないように今回の舞台でも新しい部分を見せたいです。『真佑ちゃん、こんなこと出来るんだ!』って思ってもらいたいです」。さらなる飛躍の足掛かりとなる。

◆田村真佑(たむら・まゆ)1999年(平11)1月12日、埼玉県生まれ。中学時代はソフトボール部に所属。18年11月加入、乃木坂46の4期生。文化放送「レコメン!」水曜パーソナリティー。160センチ。血液型A。

笑顔でポーズを決める乃木坂46の田村真佑(撮影・柴田隆二)
笑顔でポーズを決める乃木坂46の田村真佑(撮影・柴田隆二)
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笑顔でポーズを決める乃木坂46の田村真佑(撮影・柴田隆二)
笑顔でポーズを決める乃木坂46の田村真佑(撮影・柴田隆二)
笑顔でポーズを決める乃木坂46の田村真佑(撮影・柴田隆二)
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