お笑いコンビ、爆笑問題らが所属する芸能事務所「タイタン」の太田光代社長(50)が過去に起こった同事務所の社員による窃盗事件について告白。「財布からちょっとずつ抜いていた」と語り、「総額は1200万円」だと驚がくの事実を明かした。

 光代社長は19日深夜放送のTBS系「有吉ジャポン」に出演。番組では、“おネエの聖地”である新宿2丁目で窃盗事件が多発している話題になった。MCを務めるお笑いタレントの有吉弘行(41)から「窃盗被害あります?」と尋ねられ、光代社長は「あの…ありますよ」と答え、気まずい雰囲気を醸した。言い難くそうな表情を浮かべながら「昔、(事務所に)いた社員が財布からちょっとづつ(お金を)抜いていたんですね」と、驚きの告白をした。さらに「総額は1200万円」と驚がくの事実を明かし、有吉らは「ええ〜」と大きな声を上げて驚いた。

 当時のことについて、光代社長は「最初は誰だかわからなかった」と犯人に目ぼしがついていなかったというが、その後は犯人と思しき人物が絞れてきたという。同社長は「最後のころは犯行が大胆になっていった」と語り、「前日に財布に50万円入れていたが、(翌日には)7万円しかなかった」と、すぐにお金が無くなったとわかるくらいまで抜き取られていたという。

 その後、光代社長は犯人として目ぼしをつけた社員に対し、指紋を取る準備までして追及し「警察に出すよ」と迫ったという。その社員は盗んだお金について「現金で持っています」といい、自宅にコンビニの袋に入れて保管していることを白状。結局、現金は900万円ほど残っていたという。光代社長は保管されていた900万円について、「それを数えていくのが虚しかった」と振り返り、悲しそうな表情を浮かべた。また、盗まれたお金の内、すでに使われていた約300万円についても、「返してもらった」と説明した。

 光代社長は「財布から1200万円ですよ」と呆れ顔を浮かべた。それに有吉も「スゴイね」と同調してみせたが、「そこまで(犯人を)泳がしている社長もなかなかですよね」とツッコミを入れ、光代社長を笑わせた。