二階堂ふみ主演(20)映画「この国の空」の初日舞台あいさつが8日、都内で行われ、荒井晴彦監督(68)が、安保法案の衆院強行採決を行った安倍政権をチクリと批判した。

 同作は終戦間際の激しい空襲と飢餓の中で生きる人々の様子を描いており、「(同作は)いわゆる反戦映画っぽくない。安倍政権があーゆうことをやるなら、もうちょっと過激な反戦映画にすれば、よかった」と皮肉を込めた。

 また同作の感想として、ネット上に「戦争はもっと悲惨」「(登場人物は)非国民じゃないか」などの書き込みがあったと明かし、「国が間違った時は、非国民の方が正しいんじゃないか。今またこの国は間違えそうになっている。僕は非国民になろうと思います」と平和を訴えた。