福山雅治(46)とともに過去の五輪の名場面を振り返るCMが、4日から放送される。福山がイメージキャラクターを務める「アサヒスーパードライ」の新CM「始まりの予感編」で、アサヒビールはビールメーカーとして唯一、「東京2020ゴールドパートナー」となっている。

 CMは、上下黒のシックな衣装に身を包んだ福山が、陸上競技場、サッカー場、柔道場、体操会場をイメージした映像をバックに、前を見据えて歩くシーンから始まる。福山が「やってくる、あの熱狂が。やってくる、あの感動が」と話すと、64年東京五輪の聖火台を皮切りに、過去の五輪での日本代表の名シーンが次々と流れる。

 最初は、96年アトランタ五輪マラソン女子で銅メダルを獲得した有森裕子さん。2大会連続のメダルを獲得し、目を潤ませてゴールする映像が流れる。次は、84年ロサンゼルス五輪体操男子個人総合で金メダルを獲得した具志堅幸司さん。つり輪で新月面宙返りを鮮やかに決めるシーンが映し出される。

 さらに、84年ロサンゼルス五輪柔道無差別級決勝を制した山下泰裕さんの姿が、「痛みに耐えて金メダル」という当時の実況とともに紹介される。12年ロンドン五輪体操男子個人総合金メダルの内村航平が続き、ラストは08年北京五輪ソフトボール女子の優勝シーン。チームメートに肩車されながらガッツポーズするエース上野由岐子の映像で締めくくる。

 ここで福山が再び登場し、「さあTOKYO2020へ」と話した後、「アサヒスーパードライ 東京2020オリンピック・パラリンピック限定記念缶」を豪快に飲む。最後は「TOKYO2020」の人文字の映像に、「いいオリンピックにしよう」というナレーションが重なる。過去の日本代表の活躍を振り返るとともに、5年後の東京に思いをはせるという内容だ。