日本テレビの定例社長会見が25日、都内の同局で開かれ、大久保好男社長が、ホームページが不正アクセスを受け、視聴者らの個人情報が流出した恐れがあることについて「ご迷惑、ご心配をおかけして、おわびいたします」と謝罪した。

 現時点で、流出による被害報告はないとしているが、弁護士や専門家で構成される調査委員会を立ち上げ、原因を調査しているという。

 また熊本地震においての報道体制について、「東日本大震災の教訓を踏まえ、比較的素早い対応ができたと思う」と振り返った。地震対応などの訓練を3月に実施し、前震の起こった14日に説明会を行っていたという。

 今回の地震では、動画サイト「YouTube」や「ニコニコ生放送」を使ったニュース配信も実施した。「災害時に多くの人たちに報道の内容を伝えたい、視聴者の利益になる情報を届けたいという気持ちからです」と述べた。