日夜スターを輩出し続けるハリウッド映画界で、幅広い世代に愛される存在といえば…ずばり「子役」!今回は、その存在が作品を印象づけることも多い、子役が主人公の新作大作映画をご紹介!

■演技未経験から選ばれたカリスマ少年!「ジャングル・ブック」モーグリ役

 動物も大自然も、すべてCGで描かれていることで話題沸騰中!実写もアニメーションも超越した最新技術によって、リアルなのに実在しない、美しくも不思議なジャングルが表現された本作。その中で唯一、生身の人間として熱演しているのが、ジャングルに育てられた主人公の少年モーグリだ。ジャングルに取り残され、動物たちに愛情を注がれて生きてきた彼のもとに、人間に憎しみを抱くトラのシア・カーンが現れ、平穏な日常が変化していく-。モーグリを演じるのは、本作出演前は演技の経験がなかった、12歳のニール・セディ。自分以外のすべてがCGで表現される作品だけに、新人ながらブルーバックの中で、何も対象がない中で演じきった実力の持ち主だ。彼の動物たちとの“共演”はとにかく必見。

■巨匠スピルバーグに見いだされた奇跡の新人!「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」ソフィー役

 いまだ第一線で活躍し続けるスティーブン・スピルバーグが、久々にファンタジー超大作を撮ったことで話題の「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」。本作では、子役使いに定評のあるスピルバーグ作品らしく、少女ソフィーがヒロインを務めている。幼いながらも好奇心旺盛で、トレードマークのメガネ姿が愛らしい、スピルバーグ映画のヒロインにピッタリなキャラクターだ。彼女は巨人なのに孤独でやさしいBFGと奇妙な友情で結ばれ、ふたりで世界を揺るがす脅威に立ち向かっていく。そんな重要なヒロイン役を射とめたのは、スピルバーグが”ひと目ぼれ“してキャスティングを即決したルビー・バーンヒル。BFG役のオスカー俳優マーク・ライランスも彼女を絶賛するなど、まさに巨匠に発掘された奇跡の大型新人だ。「巨人の国」で大きな巨人や物体に囲まれながら、小さな体に大きな勇気を宿した彼女の活躍から目が離せない!

 まだまだ子供ながら、大人顔負けの名演技を披露するハリウッドの新人子役たち。いずれもこれがお披露目作となるので、今のうちから活躍っぷりをチェックしておこう。【ハリウッドニュース編集部】