2月26日に開催された第89回アカデミー賞で作品賞を受賞した映画「ムーンライト」の製作総指揮を務めた米俳優ブラッド・ピット(53)が、授賞式を欠席した理由を巡ってさまざまな臆測が流れている中、彫刻制作のために欠席したことが明らかになった。

 女優アンジェリーナ・ジョリーとの離婚問題や元妻で女優のジェニファー・アニストン夫妻との鉢合わせを避けるためなどさまざまな説が出る中、ピットは英国の彫刻家トーマス・ハウシーゴ氏のスタジオで10日間に渡って彫刻制作のプロジェクトに取り組んでいたことが明らかになった。

 どんなプロジェクトなのかは明らかにされていないが、美術収集家としても知られ、自らも建築やデザインに多大な情熱を注いでいるピットは、どうやら現在は彫刻に熱中しているようで、このプロジェクトのために授賞式に出席できなかったと米メディアは伝えている。

 離婚調停中のピットは、昨年9月に離婚申請されて以降は公の場に出席することは少ないのが現状だが、1月に開催されたゴールデン・グローブ賞授賞式にはサプライズ登場しており、自身の製作会社プランBによる「ムーンライト」がノミネートされているアカデミー賞への出席も期待されていた。Usウイークリー誌によると、ピットは友人たちと一緒にテレビで授賞式を見ていたという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)