関ジャニ∞安田章大(32)が8日、都内で行われた主演舞台「俺節」(5月28日から東京・赤坂ACTシアターなどで上演)の制作発表会見に出席した。

 演歌歌手を目指して青森から上京した男コージを演じる。「関ジャニ∞は一応、演歌でデビューした形になっていまして。そんなことを言うとハードル上がりますね。演歌はお父さんが好きで聞いていましたので、なじみがありました」。さらに「ただ今回は、演歌を歌うというか、その人その人の人生のストーリーで、魂の声や思い、感情を言葉に乗せて、たまたまそこにメロディーが付随しているのだと思います。聴いている人が熱くなったり、感動して泣いたり、共鳴したりするようなものを、生で届けられたらと思います」と意気込んだ。

 青森の方言にも初挑戦する。司会から「大丈夫ですか?」と聞かれると「知りませんよ、そんなの~。まだ稽古もしていないから、どうなるかわからないです」と苦笑いした。「青森のほうの言葉を、稽古で四苦八苦しながらやると思います。今回は青森弁、標準語、(シャーロット・ケイト・フォックスと共演するため)英語もありますし、いろんな言葉を使えるようになるとバラエティー番組でも面白いと思うので、今後の武器になればいいなと思ってます」と笑いを誘った。

 日本舞台初挑戦となるシャーロット・ケイト・フォックス(31)は「今回わたくし、皆さんと一緒に、新しくて、美しくて、すばらしい作品を作りたいです。もちろん日本語のせりふも頑張りたいと、思います。これからもよろしくお願いします」と日本語であいさつした。

 ギター弾きを演じる福士誠治(33)は「ロックバンドでのギターはやっていましたが、演歌はあまり知らないリズム。終演後に安田くんの楽屋に行ってごめんなさい、ということが多くなる気もしますが、魂のギター頑張ります」。

 タイトル「俺節」にちなんで思い出の歌を聞かれると、安田は「演歌でして。お父さんがずっと聴いていた『川の流れのように』『愛燦燦』です。今でも動画サイトで見たり、CD聴いたりします」。そして「東京ドーム最後の公演の時の『愛燦燦』がたまらなくてね。歌い終わった後に美空ひばりさんが自分の人生について話し出すんですよ。あの言葉。たまらない。俺にとっての『俺節』です。知らない若い方がいれば、検索してください。絶対に心に刺さると思います」と興奮気味に語った。

 比嘉愛未(30)と昨年秋に破局していたことが伝えられた福士は、降壇時に質問を浴びたが、立ち止まらず無言のまま、足早に退場した。