栗山千明(32)溝端淳平(28)らが28日、都内で、9月から始まる舞台「ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~」(9月15日から、東京・シアタークリエほか)の制作発表会見を行った。インドネシア・バリ島で結婚式前夜に起こるドタバタを描いた会話劇で、栗山演じる新婦の母役浅田美代子(61)、溝端演じる新郎の父役中村雅俊(66)も出席した。

 この日は、作品のイメージを作るため、「バリ風」の衣装で登場した。溝端は「生まれて初めてワンショルダーというものを着させていただきました。すごく、肩に布が欲しいです!」と、露出の多い衣装にやや赤面。中村は「キャスト3人に『王様みたい』と言われました」と笑わせ、「初めてですよ。こういうスースーしたものは」と新しい感覚を楽しんでいた。

 栗山は5年ぶりの舞台。故蜷川幸雄さん演出以外の舞台は初めてとなるが、「不安もあるけど、共演者のみなさんに支えてもらって、楽しく取り組めたら」と意気込んだ。浅田は18年ぶりの舞台出演といい、「何も考えず、台本がおもしろかったので『やります』と言ったけど、本当に緊張しています」と話した。

 「結婚前夜」の一晩に起こった出来事を凝縮した舞台。中村は結婚前夜の思い出を聞かれたが、「40年前なんで、忘れました」とおちゃめに答えた。結婚観を聞かれた栗山は「あんまり…。式とか、大変そうだなって思ってしまいますね」と、イメージが湧かないようだった。