女優木村文乃(29)が、TBS系連続ドラマ「伊藤くんAtoE」(8月15日スタート、火曜深夜1時28分)に主演することが29日、分かった。すでに木村と岡田将生(27)のダブル主演で、同名の映画が来春に公開されることが決まっている。同作は作家柚木麻子氏の同名の小説が原作。ドラマは時系列で映画の少し前の物語となる。木村は、映画と同じく、4人の女性の恋愛相談に乗りながら、腹の奥では毒を吐いて、自分の再起をかけた新作ドラマのネタに利用しようとする落ち目の脚本家「毒女(どくじょ)」を演じる。

 木村に相談を持ち掛ける岡田演じるクズ男に振り回される女性4人は、男にぞんざいに扱われる女を佐々木希(29)が、殻に閉じこもる女を志田未来(24)が、愛され願望ばかりの女を池田エライザ(21)が、高学歴の重たい女を夏帆(25)がそれぞれ演じる。

 いずれもどこか惨めな女性たちで、木村は「いい意味でも悪い意味でも、最低な人たちが集まったお話。反面教師に、すごくいい教本だと思っています。シュールに笑えたり、独特の世界観にハマれると思うので、楽しみにしてくださるとうれしいです」、佐々木も「好きな人に雑に扱われすぎて、自分で演じていて、悲しくて悲しくて涙が止まりませんでした」とコメントした。