窪田正孝(28)主演映画「東京喰種(トーキョーグール)」(萩原健太郎監督、29日公開)ジャパンプレミアが10日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。

 「週刊ヤングジャンプ」で連載中の原作漫画を描く漫画家石田スイ氏が、主人公の金木を演じる窪田を書き下ろしたイラストが、サプライズで窪田に贈られた。窪田は「すっご~い!! 僕、顔中ほくろだらけなんですけど、ほくろもちゃんと定位置に書いてくださっていて…鼻の上とか。先生、お忙しいのに…感謝の言葉しかないです」とイラストを抱き締めるほど喜んだ。

 イラストは、石田氏が連載の原稿を休まず書く中、時間を作ってデジタルデータで描いたという。この日、窪田とともに登壇した劇団EXILE鈴木伸之(24)、桜田ひより(14)、蒼井優(31)、大泉洋(44)、小笠原海(22)、白石隼也(26)、相田翔子(47)、柳俊太郎(26)、前野朋哉(31)が、劇中でそれぞれの役を演じたイラストも今後、描かれるといい、その画がコースターサイズになり、29日の初日からの入場者プレゼントになるという。

 大泉は石田氏から、撮影意中に色紙に描かれたイラストをもらっていたと明かしたが、そこに描かれた自身の顔が、北海道テレビ(HTB)の人気ローカル番組「水曜どうでしょう」時代の写真を元に描かれたものだとぼやいた。

 大泉 僕のを色紙に書いてくれて、撮影中にくれたんですよ。ところが先生、僕の顔を「水曜どうでしょう」を見て描いたらしいんですよ。すごいマヌケな顔をして、思い切り俺がぼやいた口をしている顔…いまいち格好良くない。こういう(窪田がプレゼントされた画)が良かったな。本当に「水曜どうでしょう」の写真じゃない、今の写真を送らないとヤバい?

 「東京喰種」は、累計発行部数2300万部超の同名漫画の映画化作品。人を食う怪人・喰種の脅威にさらされる東京を舞台に、女喰種の利世(蒼井)に襲われ、半喰種になった金木(窪田)が、喰種の存在に疑問と葛藤を抱き、あるべき世界の姿を模索する物語。3日に米ロサンゼルスでワールドプレミア、7日にドイツのベルリンで欧州プレミアを行った。【村上幸将】