米女優シャーリーズ・セロン(41)が、実の母親がアルコール依存症で暴力を振るう父親を射殺した現場を目撃した過去を明かした。

 人気ラジオトークショーの司会者ハワード・スターンのインタビューに応じたセロンは、故郷南アフリカで起きた過去の悲劇を振り返り、「(事件は)なかったことにしようとしてきた。誰にも言えなかったし、言いたくなかった。父は交通事故で亡くなったって言ってきたの」と明かした。自らが犠牲者であることを認めるのが嫌で、何年も苦しみ、20代後半からカウンセリングを受けるようになったと語った。

 母親は正当防衛が認められており、現在もセロンにとっては人生にインスピレーションを与えてくれる素晴らしい存在だと語り、自身の人生に影響を与えたのは父親が射殺されたことよりも、アルコール依存症の父親におびえて暮らす生活だったと語った。(ロサンゼルス=千歳香奈子)