鈴木亮平(34)が30日、鹿児島県内で主演するNHK大河ドラマ「西郷どん」(来年1月7日スタート、日曜午後8時)のロケと会見を行った。

 西郷隆盛を演じる。「ドラマ前半は、鹿児島の風土や人の熱をいかに表現できるかが1つのテーマ。僕らもこの暑さの中、汗にまみれ、走り回りながら撮影しています」。また「薩摩の言葉は本当に複雑なイントネーションで苦労していますが、現場ではみんなで普段から薩摩言葉を使うようにしています」と話した。

 体重は測っていないため分からないというが「相撲の場面がたくさんあるので、大学生と相撲の稽古をやり、たくさん食べていたら、こんな感じになりました」と一回り大きくなった体を見せた。

 現在は20歳前後の西郷を演じている。「若き日の西郷隆盛としては、満足のいく外見になったかな」と手応えを口にした。

 会見には大久保利通を演じる瑛太も参加した。「上半身裸の鈴木さんの肉体には、男の僕でもほれぼれしてしまいました。全国の女性の皆さん、楽しみにしていてください」。西郷の妻となる岩山糸を演じる黒木華は「足が速いという設定で、走る場面があるので、足腰を鍛えて臨んでいます」。西郷や大久保の恩師である赤山靭負(ゆきえ)役の沢村一樹は「自分の生まれ育った故郷でこの作品にかかわることができ、本当にうれしく思っています」と語った。