6代桂文枝(74)が13日、兵庫県庁で、井戸敏三兵庫県知事(72)を表敬訪問し、自ら創作した「淡路島創作落語三部作」を原作とした絵本を贈呈した。絵本は「桂文枝の淡路島らくご絵本」シリーズ。「たまねぎの王者ターザン」「恋の七福神」「神さまのさがしもの」の3冊を、8月28日に出版した。

 文枝が会長を務める上方落語協会では、来年夏、神戸での定席小屋「神戸新開地・喜楽館」を開くことが決まっている。また、文枝は「淡路島名誉大使」を務めている縁もあり「喜楽館をやっていくうえで、淡路島から来ていただくのもさることながら、我々の方が淡路島に出張できるように。淡路島の人にも、落語を味わっていただけるような場所を作っていただけたらなと思います」と言い、淡路島への“出張落語”計画を掲げるとともに、井戸知事へも協力を要請した。