嵐の二宮和也(34)が100年前の幻の料理に舌鼓を打った。主演映画「ラストレシピ」(滝田洋二郎監督)の11月3日公開を前に、劇中同様のレシピを再現する特別夕食会が23日、東京・帝国ホテルで開催された。映画は70年前の幻の料理を再現する天才料理人を描くが、帝国ホテルにも初代料理長が残した286種の西洋料理のレシピが現存することが分かり、この日のイベントとなった。

 「フィクションのつもりで演じていたのに、同じようなことが現実にあったんだ」と二宮は驚きを隠さない。同ホテルの田中健一郎総料理長が再現した牛肉舌煮込みとロシア風冷菓を口にして「これ本当に100年前のですか。おいしいとしか言いようがない。ずっと食べられる味です」と再び驚きをあらわにした。共演の西島秀俊(46)は「劇中のスッポン料理もめちゃくちゃうまかった」と“おいしい撮影”を振り返っていた。