春のプリキュア映画でおなじみの「プリキュア新聞」が、日刊スポーツ公式サイト「ニッカンスポーツコム」に初めて“出張”しちゃったよ!! 「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと! 想い出のミルフィーユ!」(土田豊監督)の公式パンフレットに掲載の、キュアホイップこと宇佐美いちか役の美山加恋さん、キュアカスタードこと有栖川ひまり役の福原遥さん、キュアジェラートこと立神あおい役の村中知さん、キュアマカロンこと琴爪ゆかり役の藤田咲さん、キュアショコラこと剣城あきら役の森なな子さん、キュアパルフェことキラ星シエル役の水瀬いのりさんの座談会の“キラキラ延長戦”第1回スタート!

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 春の放送開始から、とっても仲が良かったプリキュア声優の皆さん。7月から水瀬さんが加わり、仲良しの輪がさらに広がっているようです。アフレコは、どんな様子でしょうか?

 -おしゃべりすることは

 美山 関心事? バラバラだよね。

 森 (美山さんは現場で)汁とか、熱いものをよくこぼしてる。

 美山 拭いてもらった(笑い)

 藤田 (美山さんは)傘を持つ主義じゃないんですよ。だから、ビチャビチャで来たりとか(笑い)

 美山 天気予報を見る習慣がなくて、どうしたらいいんだろうと? この間、本当にヤバい時があって、さすがに引き気味になって、それで帰りに「どうすれば天気予報を見る習慣がつくんだろう?」と話したら、いのりちゃんが(質問に答えてくれるアプリのSiri(シリ)を教えてくれた。

 水瀬 Siriに「明日の天気は?」って聞いたらいいんだよって。明日の天気は?(その場で実演)

 美山 傘をお忘れなく!? ありがとう…初Siriだったんです(笑い)

 -放送から8カ月…演じていて感じたことは

 森 今日、録ったのが39話…数字(話数)を聞くと、1クール切っているんだなと、ちょっと寂しいなと言う気持ちがあります。

 水瀬 寂しいですよ、やっぱり。

 美山 寂しい。この間も「これまで応援してくれて、ありがとね!!」というセリフを録ったんですけど…ビックリしました。まだ終わるという心持ちじゃなかったので、急に寂しさが湧いてきました。

 藤田 私なんか(シリーズが)始まった瞬間から、この瞬間(最終回)のことを考えちゃう。だから1秒、1日が大事。

 水瀬 (収録が次々、終わっていくのが)早いよ。

 森 ちょうど、映画のアフレコの時に(シリーズ前作の)「魔法つかいプリキュア!」の方々がいらっしゃって話をしたんですよ。来年は私たちも、あのようになるんだな…みたいなことを考えたこともあって、より、ちょっと寂しさが募っているのかも知れません。

 村中 私は考えることを辞めたよ…考えると、しんみりモードに入っちゃうから。

 藤田 私も(考え方は)そっちに行きたい。

 森 芝居に影響は出ないからね。

 藤田&村中 もちろん!

 藤田 (演じる)ゆかりたちは一生、みんないちご坂で生きていくんだろうというのはあるんだけど…やっぱりシリーズものは、そういうことを考えざるを得ない時期もやって来るから、ちょっと寂しい気持ちもあって…でも映画、楽しかったです!!

 森 楽しかった…。

 美山 あとちょっとしかないから…その間に、どれだけ何を残そうかということはワクワクしています。

 村中 ガムシャラに焼き肉を食べに行くとか(笑い)

 藤田 10月15日のプリキュアの和歌山のショーにも、みんなで行ったんですよ。夏くらいからずっと、絶対にスケジュール組んで行くって言っていて…。みんなでショーを見に行ったりとか…どんどん、終わっていくんですよ。「夢みるパティスリー」が池袋サンシャインであって…。「アニサマ」(世界最大級のアニソンライブ『アニメロサマーライブ2017』)の翌日だったんですけど、この瞬間は1日しかないと思って…行って良かった。

 -1つ1つのイベントまで大切にしています

 村中 「アニサマ」とかいろいろ、ヤマとなる行事が例年より多くて。10月にはライブもあり…何月に、この行事という感じであるから、時間を感じることが多いです。

 藤田 (キャラソン)リリースイベントもあった。

 美山 いろいろ、やらせていただいている。

 水瀬 プリキュアとして初めての「アニサマ」があったり、リリースイベントだったり「頑張るぞ」と、同じ目標を見ながらみんなでお話しするので、より絆みたいなものがあるかもしれない。それこそ(演じる)シエルと一緒で、まだみんなのことを知らなかった時は「私はプリキュアになれるんだ。うれしい」と思っていたけど、今はみんなで変身のセリフを言ったり、息を合わせるライブなどのイベントだったりが、すごく楽しくなっていて…。それは、演じてから知ったことなので、私たちがキャラクターを思う気持ちがアニメを見ている人に、どこまでテレビを飛び越えて伝わっているかは、人それぞれだと思うんですけど…。でも、キャストたちがここまで作品に愛を持ちながら演じていて、自分たち以外の、敵キャラすらかわいく思えたり…そういうのって、すごいことなんだと思いました。プリキュア…このシリーズに関われてうれしいって、すごく思います。

 -「アニサマ」への初出演も画期的だった

 藤田 楽しかった。

 森 あの景色は忘れません。

 美山 休憩を挟んで1発目で、映像も流れて1人1人、名乗りもやらせてもらった。何万人も前に出来たのは貴重な機会でした。

 藤田 衣装も、わざわざ作っていただいて。

 美山 今年、めっちゃ着てる。

 森 10月7日のスイーツデコレーションで着るのも楽しみです。

 美山 2部構成で、内容が全然違うものが出来る。私たち、どれだけ曲を歌ってきたんだと…。1つのアニメで、これだけ歌えるのは、すごいことです。

 美山 小さい子には歌が響くと思う。エンディングでプリキュアが踊ることへの反応が、やっぱりすごいみたいで、子どもたちに楽しんでもらうきっかけを増やそうと、歌が増えてきたと思う。大人の人にも、キャラクターが歌っている新鮮さを味わって欲しいということで、私たちは楽しくやらせてもらっています。

 1度、スイッチが入ったら、プリキュア6声優のトークは止まりません。続きは、また明日!!【聞き手=村上幸将】