春のプリキュア映画でおなじみの「プリキュア新聞」が、日刊スポーツ公式サイト「ニッカンスポーツコム」に初めて“出張”!! 「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと! 想い出のミルフィーユ!」(土田豊監督)の公式パンフレットに掲載の、キュアホイップこと宇佐美いちか役の美山加恋さん、キュアカスタードこと有栖川ひまり役の福原遥さん、キュアジェラートこと立神あおい役の村中知さん、キュアマカロンこと琴爪ゆかり役の藤田咲さん、キュアショコラこと剣城あきら役の森なな子さん、キュアパルフェことキラ星シエル役の水瀬いのりさんの座談会の“キラキラ延長戦”最終回、スタート!!

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 歴代屈指とも言われるほど仲の良いアフレコ裏話、キャラとご自身について存分に語っていただいたプリキュア6声優に、今後について聞いてみました。

 美山 ディアブルとか敵が、どんどん、どんどん強くなってくる。

 森 パワーアップしてくるし(物語が)シリアスにもなってくる。

 美山 大きな力を借りたり新しい、ビックリするであろう展開もあって、ノンストップでここからドンドン盛り上げていくので。まだ言えないのが、もどかしいんですけど…大きいことが、いっぱい待っている。楽しんでもらえたらなと。

 福原 今まで、こんなにも絆がすごいチーム初めてって言うくらい、プリキュアが大好きっていう気持ちが心に響く作品だと思うので、今までより強くみんなに伝わればいいなと思って。アニメ、6人でのライブ…いろいろな面で伝えていきたいと思います。

 -絆と言えば…放送途中から登場するプリキュア声優がこの時期、ここまでなじんでいるのはあまりない

 水瀬 入っちゃった(笑い)うれしい。いいことです。私は途中参加なのに、これだけ仲良くなっている…絆が深いのが、外の人(記者)から見てもすぐに伝わるのは、本当にすごいことなのでは? と思いますね。私は初めて「プリキュアシリーズ」にお世話になっていて、今まではプリキュアになれる喜びがすごく大きかったんですけれど、今はみんなと一緒にプリキュアが出来ていることが、すごくうれしくて…。

 藤田 「プリアラ」は、新しい挑戦をさせていただく機会が多くて。音楽回りもそうですが、LINEスタンプも(プロデューサーの)神木優さんに「出しましょう。こういうのがいいんです」って直談判したら、乗り気になってくれて、かなり早い段階で出すことが出来ました。自分たちから言い出して、発信することに「やりましょう」と言ってくださったり、挑戦に対して、すごく前向きなチームだと思ってます。私は結構、みんなとあれしよう、これしようって言う方なんですけど、それに乗っかってきてくれるのが、すごくうれしい。1年間、私たちはどうやって絆を深めていこうかと結構、考えていたりしたんですけど、自然に深まっていったというのがあります。物語に準じてキャスト同士もそうだし、キャラ同士の仲がリンクしていく奇跡が起きていて。収録後の飲み会にも、敵キャラの皆さんもお忙しい中、来てくださったり…スタッフさん含めて、現場が家族みたいなんですよね。それが「プリキュアシリーズ」が愛されている証拠でもあるし、「プリアラ」をみんなが好きでいてくれるんだなというのが伝わるから…もっと自分に何か出来ることがないかなと毎回、探している。それが物語にも反映されて、いくら大きな敵がいても、みんながいるから大丈夫みたいなところで落ち着きながらも、新しい「プリアラ」らしさとか「プリキュア」史上、初めて出来ちゃうこととかも挑戦して欲しいなと思います。

 森 私は結末も何も聞いていなく、何となくなんですけど、あきらとゆかりは、大人になって就職したり大学に行ったりで、物理的に離れていても心はずっと近くにいる…おばあちゃんになっても、ずっと一緒にいるんだなと思っています。ここまで演じてきて、「プリアラ」は歴史ある「プリキュアシリーズ」の中でも、ライブをやったり新たな試みをたくさんやらせていただいて、すごく良かったなと思っていて。デュエット「愛とときめきのマカロナージュ」の、振り付けのリハーサルをやらせていただいたんですけど…もう、あれはお芝居ですね。歌詞とか動きとか、リンクしてやっている。あきらとショコラになった気持ちでやらせていただいた。それって多分、こういうのがなかったら味わえない。

 藤田 今だから出来る。ゆかりとあきらの関係が濃くなったの分かるでしょ?

 森 分かる!!

 美山 今までのプリキュアじゃ出来ない挑戦まで、この2人だからやってくれますし、この2人がいてくれて、いろいろなことが出来たことも多分、あると思う(笑い)

 藤田 私たちのスイッチが入ると、みんなが固唾(かたず)をのむんです(笑い)

 森 このメンバーで出来て楽しいしうれしいです。

 福原 (実写を)このメンバーで、やってみたいです。短編ドラマみたいな。

 村中 みんなでケーキ、作りたい。

 水瀬 いいね。

 藤田 自分としてクッキングはいくらでもやるけど(実写で)私がゆかりさんというのは…(苦笑い)

 水瀬 キャラクターになってミュージカルに出たい。(プリキュアの)中に入りたい。自分が演じるキャラクターがミュージカルに出る機会って、あまりないので本当の中の人がやるってパターンがあったら、めっちゃ夢があると思って。

 美山 生で声を当てるとか、すごいよね。

 水瀬 小さい子の、キラキラしたみんなの目線の高さに立って、こんなに小さいのか子どもって…ってみたいな。

 村中 何だったら握手会とかやりたいね。

 5人 やりた~い!!

 福原 みんなで、お願いしてみません?

 藤田 出来るかもね…1回だけ。

 -プリキュアの中に入って?

 6人 やりた~い!!

 村中 (子どもたちが喜ぶ)顔が1番見たい。

 藤田 100人限定とか…みんなのキラキラル吸って幸せになりそう(笑い)

 公開中の「映画キラキラ☆プリキュアアラモード-」は、シエルがパティシエを目指し、修業したフランス・パリを舞台に、シエルの過去を知ったキラパティのメンバーがシエルを助ける、友情と絆があふれた物語です。映画で高まった絆は、テレビ朝日系で放送中の「キラキラ☆プリキュアアラモード」(日曜午前8時半)終盤で、さらに熱く高まります。その源は、6声優のプリキュアへの愛と、絆です。【聞き手=村上幸将】