女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の13日放送第37話の平均視聴率が20・8%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第37話は、芸人仲間のサポートもあって寄席の準備を整えたてん(葵わかな)。藤吉(松坂桃李)は、寄席のトリを務める芸人を探し、玄白という落語家の出演を取り付ける。寄席の名前は「風鳥亭」に決定。啄子(鈴木京香)は、新しい門出のお祝いとして、てんのために着物を仕立て直した。そしていよいよ「風鳥亭」の幕が上がる、という内容だった。