歌手ピンク・レディーの未唯mieが17日、大阪市北区の日刊スポーツを訪れ、1月に東名阪で開催するライブ「新春”Pink Lady Night”2018」をPRした。日本を代表するパーカッショニスト仙波清彦がプロデュースする年明け恒例のイベントで、今回が9回目。総勢23人のビッグバンドがピンク・レディーのヒットナンバーを演奏、桂由美ブライダルハウスの協力で着飾った未唯が「新年1番のお祝いを込めて」歌い上げる。

 「毎年同じセットリスト(曲順)なんです。年を追うごとに演奏がブラッシュアップして、ライブ自体が1つの作品なんです」と未唯mie。笛や鼓などの和楽器や、海外の打楽器も取り入れ、「新年を迎え、世界各国の邪気払いのつもりで」とほほ笑む。例えば、代表曲「ペッパー警部」を五拍子で演奏したり、ディープ・パープルやキング・クリムゾンといったロックの楽曲や日舞の要素を取り入れたり、誰もが知る国民的ヒットナンバーが、仙波のアレンジで楽しめるという。「ピンク・レディーの楽曲をここまでいじり倒してどうなることかと思ったが、楽曲の強さでどんな風にも変化するんだと感心しました。音楽好きな人もそうでない人も、またピンク・レディーに興味のある人、ない人問わず、阿久悠先生の楽曲の世界で新しい発見があります」。

 オフには部屋にこもってゲームを楽しむという未唯mieだが、種類は「圧倒的にロールプレーイング。育てるのが好きなんです」。長いキャリアにもかかわらず、ぶれない音楽性と見た目の変わらなさはストイックに続ける日々の鍛錬の上にある。「ぜひライブ会場にお越し下さい」。

 ライブは、1月5日がビルボードライブ大阪、同6日がブルーノート名古屋、同14日が東京・目黒のBLUES ALLEY JAPAN。全て2回公演。詳細はオフィシャルサイト(http://www.web-mie.com/)を参照。