女子大生社長として知られる、慶大2年生の椎木里佳さん(20)が、過去にセクハラ被害を受けたことを告白したことで、批判やネガティブな意見が殺到したことを明かした。

 椎木さんは17日、ツイッターで過去のセクハラ被害を告白。「夜軽く食べながら打ち合わせしましょうと仕事関係だった男性に言われて、元々そういううわさがあるような人だったからかなり警戒して向こうが持ってきた飲み物を一口ぺろっとしかしなかったのに、ガクンと脳に来て、これはクスリ盛られたなと確信して適当な理由つけて即帰ったことある」と、生々しい実体験をつづり、反響を呼んだ。

 椎木さんは19日に放送されたTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演。今回ツイッターで告発したセクハラ被害のほかにも、同じような経験はこれまでにも多々あったという。「そういう人たちは世の中にいっぱいいるんだよということを知ってもらいたい」という思いから告発に踏み切ったとし、相手の実名を公表しなかった理由については「その人だけを責めたいというよりかは、その人たちが生まれる世の中というか、その構造自体がおかしいよねっていうところを言っていきたい」と説明した。

 セクハラ被害を告白したことで、同じ経験をしたことがあるという多数の女性たちからコメントが寄せられたそうだが、その一方で「食事に行く方が悪い」「セクハラされるくらい魅力的だと主張しているただの自慢」などといった批判や中傷コメントが殺到したという。「もちろん良い意見だけじゃないとはわかっていたんですけど、ちょっと比率がおかしくて、ネガティブな意見が8割くらい。男性が99%。女性の方は10人数えられないくらいしか来ていなくて、男性の方がすごいひどいことを。鬱憤(うっぷん)ばらしなのかわからないですけど、捨てあかでバーっと言ってきたりして。こういう人が世の中にいっぱいいると思うと、ちょっとどうして良いのかわからなくなる」と嘆いた。