「桃太郎俳優」の肩書を持つエンターテイナー神木優(36)がソロ舞台「MOMOTARO」の年忘れ公演を「ライヴボックス・がばすごか」(東京都渋谷区)で開催している。

 26日に幕を開け、31日のカウントダウンライブまで計9公演。広く知られた童話「桃太郎」をテーマにコント、一人芝居、落語、プレゼンテーションと日替わりで演目を変えながら多彩な芸風を披露する。

 単に桃太郎のストーリーを表現するのではなく、全国に約4000あるとされる桃太郎の伝承の数々に新しい解釈を加えてみたり、物語の状況に数式を交えて“桃の質量”を導き出すプレゼンなど意外性も満載。「ネタは100個ぐらいあって、それを組み合わせながらやっています」と話すように、型にとらわれない舞台構成が魅力だ。「日本文化×笑い×学び」もテーマとしており、客席からは感心するような反応もみられる。

 今年6月には英語による米国公演も成功させた。今回の舞台では1年を振り返る演目も用意されており、国内外で活躍した2017年を笑いと学びで締めくくる。