芥川賞作家本谷有希子氏の小説「生きてるだけで、愛。」が、主演趣里(27)で映画化されることが4日、分かった。共演は菅田将暉(24)仲里依紗(28)。撮影は先月末に終了しており、今年秋公開される。

 そううつ病に悩む主人公寧子(趣里)が、ひょんなことから恋人となり同居している津奈木(菅田)や周囲の人たちに刺激を受けて成長していく姿を描き、生きていることの尊さや生きづらく思っている人たちを優しく肯定する作品。原作は芥川賞、三島賞候補作に選ばれている。寧子にしつこく付きまとう津奈木の元恋人を仲が演じる。

 ◆趣里(しゅり)1990年(平2)9月21日、東京都生まれ。11年TBS系「3年B組金八先生ファイナル」で女優デビュー。ドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍。昨年はTBS系連ドラ「リバース」での怪演が話題を呼んだほか、フジテレビTWO「過ちスクランブル」で連ドラ初主演を果たした。158センチ。