元フジテレビアナウンサー有賀さつきさんの訃報を受け、テレビ等では見せなかった“別の顔”について、フリーアナウンサーの宮根誠司らが語った。

 5日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」は、有賀が1月末に52歳で亡くなっていたことを伝えた。

 有賀さんはフジテレビ時代から同期の八木亜希子、河野景子アナとともに「花の3人娘」として人気を博し、アイドルアナウンサーの先駆けとなった。

 華やかな容姿とチャーミングな言動で人気だったが、テリー伊藤は「華やかさはもちろんあったんですけど、不器用な部分がものすごく彼女にはあった」と明かした。

 テリーは1年ほど前に有賀さんに会った際、「彼氏できたか?」と尋ねると、「なかなかできないんですよ」と返ってきたという。「積極的にそういう所に行けよって僕が言っても、『そういうところに行くと私、不器用なんです』っていうタイプ。そういう意味で言うと、華やかさとは別に、生活はすごく不器用で本当に普通の女の子」と語った。

 宮根は「有賀さんって華やかで、ある意味、天然なところがあるんですけど、たとえば収録の合間とかにふと見せる独特の憂いみたいなところもある。テレビとは違う。それがすごく魅力的なんですけど」と、世間のイメージとは異なる有賀さんの横顔を明かし、テリーも「ほんとにそうです。ちょっと切ない感じでね。そこを見せないことが彼女の美学だったように思う」と語った。