作曲家、音楽プロデューサーの村井邦彦氏(72)が「第13回渡辺晋賞」を受賞し、2日、都内で授賞式に出席した。同賞は故渡辺晋さんが創業した芸能プロ「渡辺プロダクション」の創業50周年を機に、エンターテインメント界に大きく貢献したプロデューサーを顕彰する賞として06年に創設された。村井氏は作曲家としてデビュー後、松任谷由実(64)やティン・パン・アレー、YMOらをプロデュース、作曲家としてザ・テンプターズ、ザ・タイガース、ジャッキー吉川とブルー・コメッツらに曲を提供し、昭和後期の日本の大衆音楽を支えてきた。また映画、舞台などエンターテインメント全域での活動も評価された。

 主催の一般財団法人渡辺音楽文化フォーラムの渡辺美佐理事長からトロフィーなどが授与された。村井氏は「この受賞がバネになって、またもう一発ジャンプしようと思っています」。祝福に駆け付けた松任谷から花束を贈られた。