テレビ朝日系連続ドラマ「BG~身辺警護人~」(木曜午後9時)の15日最終第9話の平均視聴率が17・3%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 第1話は15・7%、第2話は15・1%、第3話は13・4%、第4話は13・6%、第5話は14・0%、第6話は14・8%、第7話は15・8%、第8話は16・4%。最終第9話が最高視聴率となった。

 木村拓哉(45)主演でボディーガード役に初挑戦。丸腰で危険に立ち向かう民間警備会社の敏腕ボディーガードを演じる。緊迫感あふれる作品の中で新境地に挑む。

 主人公、島崎章は中学生の息子と2人暮らし。かつて敏腕ボディーガードだったが、過去のある出来事をきっかけに工事現場の警備員になっていた。ところが勤務する民間警備会社が身辺警護課を新設するにあたって復帰を決意し、過去を隠して“新人”として着任する。当初は周囲から頼りないと思われていたが、卓越したスキルで警備対象者の身を守っていく。収録に向け、警備会社によるボディーガードの研修も受けた。

 最終回のあらすじは、発砲事件に巻き込まれ命を落とした身辺警護課課長の村田(上川隆也)。唯一現場の状況を知ることができるはずだった村田の遺品であるICレコーダーは警察の手によってデータを消され、いよいよ真相は闇の中に葬られようとしていた。週刊誌などにも下世話に書き立てられ、章(木村拓哉)らは悔しい思いを抱く。決して諦めることなく、村田の汚名をそそごうと章たちが誓う中、厚生労働大臣の職を辞した愛子(石田ゆり子)が真実を話すと名乗り出てくる。愛子の申し出を受けた章たちは彼女を警護するが、それによって彼らの身にも危険が迫る。

 最終回はロックミュージシャンの矢沢永吉が登場した。木村たっての願いで、“矢沢永吉”本人として出演が実現した。