女優広瀬すず(19)が17日、都内で、映画「ちはやふる -結-」公開初日舞台あいさつに出席した。

 競技かるたを題材にした同シリーズは16年に2部作として「上の句」「下の句」を公開、本作が完結編となる。広瀬は「私にとっては初主演の映画。だんだん初が少なくなって行く中で、初主演映画の公開が残っていたのは宝物です」と話した。

 この日、野村周平(24)新田真剣佑(21)上白石萌音(21)小泉徳宏監督(37)ら総勢12人が登壇。11人のキャスト陣はサプライズで、小泉監督からのメッセージと卒業証書を受け取った。

 小泉監督は広瀬に「16歳でスタートしてもうすぐ20歳になりますね。ちはやふるとともに成長してきたといっても過言ではない。これからおそらくレジェンド女優になっていくであろう初期の君と出会って、3本の主演映画を撮れたの俺の誇りです。いつかこの作品も遠い過去になると思いますが、いつでも初心に戻れるように一瞬を永遠にとどめたようなものです。将来壁にぶつかった時は見返してほしい」とメッセージを送り、卒業証書を授与した。それを受け取った広瀬はおもむろに両手を広げ、監督と熱い抱擁を披露した。

 広瀬は卒業生代表として「この作品に出会えたおかげで自分の中で何となく始めていたお仕事ですが、やりたいことが見つかった瞬間があった3年間でした」とあいさつした。しかし、「こんなしんみりしても嫌だね、やめよう!」といい、「役を通り越して、みんなとはこれで終わらないし、これからいろんなことを感じていきたい仲間になったと思っています。本当にこの作品が大好きです。自信を持ってお届けできる作品になりました」と胸を張ってアピールした。