演歌歌手石原詢子(50)が21日、東京・新宿の赤城神社で、4月11日に発売する30周年記念曲「遙かな道」のヒット祈願を行った。

 その後は、同神社内にあるホールで牛込警察署の一日警察署長を委嘱された。「ホント、石原詢子を選ぶとはお目が高いと思います」と笑わせた後、ミニコンサートを行い、「遙かな道」やヒット曲「みれん酒」「明日酒」など5曲を熱唱した。

 新曲について、「誰しも人生は、良い時とそうでない時があります。そういった中で、ただひたむきに、ただひたすらに、遥かな道を私らしく生きてゆこうという前向きな人生の応援歌を歌います」。さらに「この30年間、歌一筋で生きてきた自分自身とも重なる部分があり、3番の歌詞にある『明日の見えない あの頃は 春は遠くて 寒かった 悔し涙を 振りはらい 見上げた空には 星ひとつ』という部分は特に共感できるところ。レコーディング時に感極まって歌えなくなったこともありました」と振り返った。

 88年に「ホレました」でデビューした。「演歌アイドル誕生」というキャッチフレーズが付いたように、愛らしいルックスは年輪を重ねた今も健在。新聞配達のアルバイトをしながら歌や踊りのレッスンを重ねた根性娘で、詩吟師範代の資格を持ち、歌謡浪曲を学び作詞や作曲も行う。

 歌に関する多才さだけでなく、絵画や料理を趣味にするなど、幅広いなど分野で活躍をしている。