ジャニーズJr.内ユニット「Snow Man」岩本照(24)は洗練された「筋肉論」を持っている。

 数多いジャニーズタレントの中でもトップレベルの肉体を持ち、体脂肪率は4%。アクロバットを得意とする「Snow Man」の中でも、随一の身体能力を持つ。

 学生時代は特にスポーツはやっておらず、帰宅部だったという。「マッチ棒みたいな、ガリガリでした」。だが、「劇場版 BAD BOYS J-最後に守るもの-」(13年11月公開)で共演した俳優の阿部亮平に腕相撲で完敗したのをきっかけに、筋トレをはじめた。本格的にジムに通い始めたのは昨年の3月だという。

 当初は、人気歌手ジャスティン・ビーバーの肉体が憧れだったが、体に筋肉がついていくにつれ、新しい目標を設定していった。「気づいたら、ジャスティンよりも、金子賢さんとか、ガチな人とかを見るようになっていきました」と笑う。

 以前は30キロだったというベンチプレスも、今では95キロをあげられるようになった。「勉強とかと同じ部分もあるかもしれないですけど、筋トレの、やった分だけ返ってくるところにひかれました」と話す。昨年秋には、筋肉や骨の名前、けがの時の処置方法などの知識を問う「スポーツ医学検定」の初級に合格。「いつか3級や2級も受けてみたいですね」と意欲を示した。

 ストイックに肉体と向き合い続けた結果たどり着いた「筋肉論」は、洗練されている。「ずっと同じトレーニングしていても、筋肉が飽きるんですよ。筋肉痛が来なくなっちゃう。常に筋肉を裏切り続けないと、体に刺激がいかないですから」と熱く語った。その上で「ファンの方に対しても同じです。なんでもこっちが発信する側にまわって、『なんでそんなことするの』『どうしてそんな髪形に』とか、どんどん仕掛けていける存在でいたい。裏切るって部分で言えば、筋肉もファンの方も一緒ですね」と続けた。

 岩本は今月21日から開設したYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」に出演する。毎週水曜には「Snow Man」の配信がある。ライブなどのステージ上でももちろんだが、インターネットに配信される動画の中でもどのような「裏切り」を見せてくれるのか、注目していきたい。