オフィス北野の森昌行社長(65)が今日5日発売の「週刊新潮」で、たけし軍団が1日に発表した、ビートたけし(71)の退社の経緯や森社長の経営手法への批判をつづった声明文について反論した。森社長は同誌に「これ以上誹謗(ひぼう)中傷を繰り返すようであれば、法的措置を考えざるを得ない事態になってしまうかも。残念で寂しい」と話している。たけしの独立問題は、軍団と森社長の対立が深刻化してきた。

 声明文は今月1日、オフィス北野所属の軍団メンバー、つまみ枝豆(59)ダンカン(59)グレート義太夫(59)、漫才コンビ浅草キッドの水道橋博士(55)のブログに掲載された。たけしに相談なく森社長が筆頭株主になったこと、役員報酬や従業員の給与が高額すぎることなどを批判した。

 森社長は週刊新潮で、筆頭株主になったのは26年前で、それに伴う社長就任もたけしに報告したとし、役員報酬は法外に高いわけではないなどと説明。いずれも4年前にたけしや軍団に話しており、解決したと考えていたという。

 たけしの退社は、昨年同社が赤字に転落し諸問題が改善されていなかったことが判明したためとされたが、その件についても同誌で具体的に反論した。

 森社長は4日、週刊新潮の記事について「必要以上にあおるつもりもありませんので、個別に対応したり、会見をするつもりはありません」と話した。