アーティスト&看護師の“二刀流”シンガー・ソングライター瀬川あやか(北海道富良野市出身)が27日、全国ツアーの最終公演を白金高輪SELENEb2で開催した。

 3月にリリースしたセカンドアルバム「センチメンタル」を引っさげ、大阪を皮切りに、初のワンマンライブとなった名古屋、地元北海道の旭川、札幌公演と全国をつないできた。ファイナルとなった東京公演は、自身26歳の誕生日ということもあり、会場は開演前からファンの熱気であふれた。

 オープニングから「マスカット」、「春ヲ想フ」など、アルバム収録曲を熱唱、会場のボルテージは一気に上がった。アップテンポ、バラードとさまざまな楽曲も歌いこなす瀬川。「これまでとは違ったことに挑戦しました」と、赤いエレキギターを手にし「クロスロード」「夢日和」を初披露した。途中、サプライズでツアーロゴがデザインされたバースデーケーキが用意され、会場のファン、スタッフが一体となり、瀬川の誕生日を祝った。

 アンコールでは「ご都合よし子と足りてる男」、この日だけ特別のダブルアンコールで「未熟なうた」を披露。ギター1本のみの弾き語りで、感動的な空気に包まれたままツアーは締めくくられた。

 天性の歌声とパフォーマンスでファンを魅了する瀬川。今年デビュー2周年を迎え、今後の活動からもますます目が離せない。