2015年、香港出身の俳優ジャッキー・チェン(64)の隠し子として名乗り出たエッタ・ンさん(18)が現在、ホームレスとして生活していることを明かした。

 米ニューヨーク・ポスト紙の報道によると、エッタさんと恋人のアンディ・オータムさんは先週、2分間のビデオを動画共有サイトYouTubeで公開し、「両親が同性愛者を嫌悪しているため、私たちは1カ月にわたりホームレス生活をしています。ほとんど、橋の下で眠っている」と告白したという。

 2人はさらに、警察やレズビアンのための施設に行ったりもしたが、助けてもらえなかったとした上で、「もう、どうしていいかわからない。誰も助けてくれないなんて、ばかげている。だから世間の人々に、何が起きているか知らせたかった。本当に理解できない」と語っている。

 エッタさんは1999年、チェンと不倫相手の女優エレイン・ンとの間に生まれた娘で、チェンも当時、自分の子供であることを認め、謝罪している。母エレインとの関係はトラブル続きで、昨年の春に自殺未遂騒動を起こしたエッタさんは同年秋、インスタグラムに一連のメッセージを投稿し、レズビアンであることをカミングアウトした。

 エッタさんは2015年、父親のチェンとは正式に父娘関係を築いたことはないと告白。「彼は私の父ではない。彼に対し、何の感情もない。実の父親ではあるけれど、私の人生とは関係がない」と語っていた。(ニューヨーク=鹿目直子)