Jリーグ名誉マネジャーの佐藤美希(24)、元なでしこジャパンでタレントの丸山桂里奈(35)らが25日、「サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会『私のベスト11はこれだ!』座談会」を行った。

 参加メンバーは2人のほか、元Jリーガーの本並健治氏(53)、「Jリーグタイム」のMC経験のあるタレント宮崎瑠依(34)、サッカーファンという佐々木もよこ(32)の計5人。

 佐藤は、山口蛍と大島僚太をダブルボランチに起用するなど、現役Jリーガー多めの采配。「FWにもうちょっとJリーガーを入れてほしかった」と、Jリーグ名誉マネジャーとしての本音をこぼした。

 丸山と本並氏は、長谷部誠をセンターに据えた3バックを採用した。本並氏は「本田、香川、岡崎の実力は分かっているから、あとはゲームの流れで。最初はイケイケでやっていかないと。若い選手にどんどん行ってもらって、(ベテランに)リズムを変えてもらう」と提案した。

 対戦相手についても議論は発展した。本並氏は「コロンビアに関しては、前回のW杯以降、調子はよくない。流動性がなく、システムが固まっていない。つけいる隙はあると思う。前回のような惨敗はしないはず」と、前向きな見解を示した。

 また11年の女子W杯優勝メンバーだった丸山は、最終メンバー発表前のこの期間について、「私は選ばれるか選ばれないかの瀬戸際だったから、居ても立ってもいられなかった」と振り返った。「けがはしちゃダメだけど、チームの試合や練習もあったりしたから、難しいところだった」と、代表選手の複雑な心境に理解を示した。

 さらに「初戦に勝たないとチームも波に乗れないと思うし、雰囲気が悪くなっちゃう。初戦に勝つことが一番大事だと思う」と、日本代表のグループリーグ突破を願っていた。