サンドウィッチマン伊達みきお(43)富沢たけし(44)がこのたび、東京・フジテレビ本社で、6月3日放送の特別番組「終着駅からはじめちゃう?!」(午後4時5分)制作発表会に出席した。

 同番組は、仙台放送が制作。ローカル線の終着駅の先にある魅力を伝える番組で、サンドウィッチマンは青森・津軽鉄道の津軽中里駅、いとうあさこ(47)鈴木福(13)は秋田・由利高原鉄道の矢島駅を担当する。

 伊達は「震災以降沿岸部に目が行っていたが、ようやく内陸にも注目できる時期になったのかなと思った」といい、「いろいろとロケをしてきた中でも思い出に残る、楽しいロケだった」と話した。富沢は「東北の中でも青森は田舎なので、正直下に見ていた。相撲が盛んな地域だったけど、子どもたちは将来ユーチューバーになりたいと言っていたので、相撲界にはもっとがんばってほしい」と富沢節を披露した。

 地元に根ざす伝統芸能やグルメに触れているが「日本全国どこでも後継者の問題はあるけど、田舎に行けば行くほど深刻化しているのを感じた」と伊達は言う。「この放送を見てもし興味を持った人は、ぜひ後継者に名乗りを上げてほしい」とアピールし、「同じ東北でありながら、知らなかったのが恥ずかしい」とまで話した。

 今年結成20周年を迎えたサンドウィッチマン。コンビ仲も良好だ。伊達は富沢を「空気のような存在」といい、富沢は伊達を「いるのが当たり前で、むしろいないほうがストレスになる。突っ込んでくれる人がいなくなるので」としたが、伊達は「突っ込みが無かったら、ただのいやな人になっちゃうからな」と笑いながら話した。

 「仙台放送が青森、秋田にフィーチャーしています。行くのは遠いかもしれませんが、番組を見てぜひ行ってほしいし、行く価値がある」と伊達。富沢は「他局で似たような番組があるので、間違って見てもらえれば」と最後まで富沢節を貫いた。