シリーズ最新作「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」(29日公開)に主演した米俳優オールデン・エアエンライク(28)とロン・ハワード監督(64)が来日し、11日、都内で会見した。

 2人を驚かせたのが、ゲストとして登壇した歌舞伎俳優、市川海老蔵(40)の「スター・ウォーズ愛」だった。「父(団十郎)に初めて連れていってもらった映画が『スター・ウォーズ』でした。善と悪の戦いは歌舞伎の勧善懲悪にも重なるし、ずっと大ファンでした」と明かした。

 この作品の日本語版では、主演キャラのハン・ソロが生涯の友チューバッカと出会うシーンに、ストーム・トルーパー役で声の特別出演も果たしている。

 「こんな光栄はありません。子どもたちもDVDで慣れ親しんでいますし、父と行った新宿の映画館で子どもたちと一緒に見ようと思っています」。親子3代続けてのファンとなりそうだ。

 ハワード監督は「30年前黒沢明監督と会食する機会がありました。そのとき監督から教わったシーンの移行やスタッフとのコミュニケーション方法が、この作品で驚くほど役に立ちました。ジョージ(・ルーカス)が黒沢作品をベースにシリーズを作った背景に触れたような気がしました」とシリーズの重みを話した。

 今回が初来日となったエアエンライクは「(ハン・ソロの後半生を演じた)ハリソン・フォードには、彼の飛行機が何機も置かれた格納庫で会ったんです。心の大きな人でこの役に必要なことはすべて具体的に教えてくれたんですが、その内容につては口外無用とクギを刺されました」と笑顔で振り返っていた。