東京芸術劇場芸術監督で劇作家の野田秀樹氏（６２）が１９日、都内で会見し、若手俳優養成プロジェクトの構想を発表した。

　今年１２月に募集を始め、２０～３０人を採用し、公演も予定。１４日に第３子となる男児が誕生した野田氏は「子どもをつくれるくらいだから、時間がないわけじゃない。若い人とまとまった時間をとって、形になるものを作りたくなった。年齢不問で、気持ちが若い人なら歓迎です」。

　０８年に芸術監督に就任したが「その時は子どももいなかったが、１０年で３人できた。感慨深いものがある」。男児は「朱夏（しゅか）」と命名。人生の真っ盛りの年代を指す中国の言葉で、「男でも女でも使える名前。待望の（男児）とか言われるけど、３人娘もかっこいいと思う」。