玉木宏(38)が27日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた米映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」(J・A・バヨナ監督、7月13日公開)ジャパンプレミアに出席した。木南晴夏(32)と近日中に結婚することが発覚した20日以降、初の公の場で、車で会場に到着するなり、観客から「おめでとう!!」、「結婚、おめでとう!!」と声をかけられた。玉木は右手を振って、笑みを浮かべた。

 取材陣から「例の方にも(映画は)お勧め出来ますか?」と聞かれると、玉木は「もちろん」と答えた。さらに「ファンから、温かい(祝福の)声がありましたが?」と声をかけられると、質問した記者に向かって2度、会釈した後、サインを求めるファンの元へと向かった。

 玉木は、サインしている最中も、ファンから「結婚、おめでとう!!」と声をかけられると、声のした方向を見つめ、口元に笑みを浮かべて軽く頭を下げて、そのままサインを続けた。

 玉木は15年の前作「ジュラシック・ワールド」に続き、主演のクリス・プラット演じる主人公オーウェンの吹き替えを担当した。「リアリティーとフィクションが混在しているようなストーリーなので、極力、リアルなところはリアルに演じた。とはいえ声だけなので、平面的な空間の中で立体的に声を作る難しさはあった。どういう環境で、どういう気持ちでやっているか考えながら臨みました」と収録を振り返った。

 前作からの連投になったことについては「連投させていただけるということで、見えてくるものもある。とはいえ新しいものを僕らは見て、声でお芝居する。空間に自分自身を持っていって体現するというのは難しい。出来る限りのことはやろうとしました」と、演技へのこだわりを語った。【村上幸将】